バナナフィッシュにうってつけの日

徒然なるままに。虚弱体質の社会人がなんとか生きている記録。

小さな秘密

「僕には秘密があるんだ」

 

シックス・センスという映画に対する評価はふたとおり。

バカバカしい作り物、という反応。

素晴らしい叙述トリック、という反応。

 

私は後者で、叙述トリックは勿論、セリフのひとつひとつが好きだ。

 

「秘密」を打ち明けた少年の心を時折考える。信じてもらえないだろうと口にしてこなかった、けれどもひとりの心に抱えるには大きすぎる秘密。

死んだ人が見えたりはしないけれど、私にも小さな秘密がある。

 

 

私には、時々声やその人自身が「色」やなんらかの「イメージ」として感じる(見える、というのとは少し違う気がする)ことがある。

全員ではなくて、どちらかといえば好きだと思っている人に多い。

それと関連しているかは分からないけれど、ちょっとだけ、未来に対して勘がいい。

それが正しいかは私自身にもよく分かっていないのだけど、ぼんやりとした「繋がり」みたいなものを覚えたり、または夢をずいぶんと沢山見るのだけど、見たことのない髪型の友達の姿を見たあと、本当に友人が髪型を変えていたことがあったり。

「繋ぎとめなきゃ」と必死になったり、「こうしている自分が想像出来ない」という時はたいていうまくいかない。

 

占い師のように、未来がはっきりと分かるわけでもなくて、だから回避したりする力はない。

けれども、確実に自分の中にはそういったものたちが「在る」わけで、マイワールドが大きすぎて、たまに他人に少しだけ、理解して欲しいこともある。

 

分かってもらおうなんて考えはない。だって自分の心だもの。私にだって、友達や家族の心は理解できない。理解しようと近付ける事はできるけど、同化は出来ない。別々の人間だから。

ただ、笑わずに聞いて欲しいだけ。

でもそれも結構難しい。

 

夏の夜の匂いの尊さ。

深い緑や茶や紺色が混ざりあって、夜を形作っている。

目を閉じて感じ入っていたらなんだか涙が止まらなくなった。

最近の私は妙に疲れていて、理由も分からずただ消耗していく。